糖尿病とは、インスリンが不足することで血糖濃度が上昇する病気で、長い目で治療が必要になる病気です。糖尿病は医者や看護師のサポートだけでなく患者自身のセルフケアも欠かせません。糖尿病の看護では、一方的な治療の押し付けではなく患者の気持ちに寄り添った支援が重要です。

糖尿病の治療は、食事療法や運動療法、薬物療法の3つの治療を軸に実施されます。これらの治療には患者の本人の意思が重要なので、治療に取り組んでもらうには看護師が信頼関係を築くことが重要です。患者の考えていることを理解し、一人ひとりに合う方法を見つけなければなりません。

患者の家庭状況や仕事内容などは一人ひとり異なります。セルフケアの成功には患者の理解が欠かせないので、普段の食事内容やご家族の理解状況などを詳しく把握しておきましょう。食事内容に関して、ただ何を食べているか聞くだけでなく好みの味付けやアルコールの摂取頻度などについてもしっかりと聞き取りをしてください。

糖尿病の治療のスタンスは、指導ではなく一緒に取り組むということを意識してみるとよいでしょう。一方的に指導してしまうと患者が窮屈に感じる可能性があるので、患者本人が決められるところは決めてもらいましょう。初めから難しい治療に挑戦するのではなく、初歩的な治療から始めるのがポイントです。糖尿病の治療は長期間に渡ることが多く、以前とは食事が変わることもあり得ることです。今までの治療が間違っていたと誤解される可能性もあるので、状況が変わったことを理解してもらえるよう取り組みましょう。